
「テレビ制作の現場から」
みなさんはじめまして。
株式会社レジスタエックスワン・プロデューサーの玉谷と申します。
ついこの間、この業界に足を踏み入れたばかりと思っていたら、気がつけば35年。
そのうちの30年近く、料理番組を担当しています。
現在担当しているのは、ABCテレビ全国ネット『DAIGOも台所〜今日の献立何にする?』。
そんな私が、今回は、テレビ制作の裏側や、この仕事の魅力についてお伝えします。
テレビ制作の現場
~料理番組の撮影はこう作られる~
料理番組は、ただ料理を映すだけではありません。
美味しそうに見せるための映像制作のこだわりが詰まっています。
美味しさを引き立てる撮影と編集の工夫
例えば、「料理撮影のカメラワーク」。
フライパンの中の食材が跳ねる様子や、シズル感のある湯気の立ち方。
これらをしっかり撮るためには、カメラマンと料理監修の先生の絶妙な連携が欠かせません。
また、料理番組ならではの**「収録の苦労話」もあります。
料理を作るシーンは基本的に一発勝負**。
野菜を切る手元、フライパンの中の動き、仕上げの盛り付け…
どの瞬間も見逃さないように、複数台のカメラで撮影しています。
さらに、料理番組ならではの工夫として、
調理の手順を分かりやすく伝える編集も重要です。
たとえば、炒める音を強調したり、包丁のリズム感を活かしたカットを入れたり…。
これらは、視聴者が「自分でも作れそう」と思えるようにするための大事な工夫なんです。
プロの技に触れて料理が趣味に!
そんな環境で仕事をしていると、料理に興味を持つなという方が無理な話。
気づけば、料理をするのが趣味になっていました。
『DAIGOも台所』では、辻調理師専門学校の先生や、料理コラムニストの山本ゆりさんにご協力いただいています。
そのプロの技を間近で見ているうちに、すっかり料理にハマってしまいました。
休日には、麻婆豆腐や青椒肉絲などの料理(中国料理が多いです)を作っては、ドヤ顔で家族に振る舞っています。
(週1~2回、自作の料理をSNSにも投稿中!)

料理をしていると、普段のテレビ制作とは違う脳を使うので、良いリフレッシュにもなります。
「一生の趣味」が見つかるのも、テレビ制作の仕事の醍醐味かもしれません。
そして、この番組の良いところは、現場のスタッフがみんな楽しそうに働いていること。
DAIGOさんの優しさに溢れたオーラと美味しい料理のおかげですね。
そんな素晴らしい現場に携われて、私はとても幸せです。
関西・大阪で映像制作の仕事に就くということ
テレビ制作と聞くと、東京のイメージが強いかもしれません。
しかし、関西・大阪にも、『DAIGOも台所』のような魅力あふれる現場がたくさんあります。
バラエティ制作に根付く関西ならではの魅力
特にバラエティ番組は、関西ならではの「お笑い文化」をベースにした企画力やテンポの良さが求められる分野です。
弊社が制作している讀賣テレビ『土曜はダメよ!』は、20年以上続く長寿番組。
また、関西テレビの『千原ジュニアの座王』にも弊社のディレクターがスタッフとして参加しています。
「お笑い」と「食文化」。
弊社の番組作りは、関西・大阪で暮らす人々が大切にしてきた文化の上に成り立っています。
そして何より、「面白いものを作りたい」「視聴者に楽しんでもらいたい」という情熱を持つスタッフが集まっているのが強みです。
関西・大阪で映像制作を目指すあなたへ
テレビ業界は、「好き」から始められる仕事です。
最初は未経験でも、現場で学びながら成長できる環境がここにはあります。
実際、私も気づけば35年。
最初は右も左もわからない新人でしたが、
「面白いものを作りたい!」という気持ちさえあれば、どんな人でも成長できます。
もし、関西・大阪で映像制作に携わりたい!と思っているなら、
ぜひレジスタエックスワンのことを知ってもらえたら嬉しいです。
一緒に「面白い」「ためになる」番組作りに挑戦しましょう!
執筆者:玉谷 章(株式会社レジスタエックスワン プロデューサー)